顎関節症と歯ぎしりその2
歯ぎしりについては前回にその症状についてお話ししました。
歯ぎしりは歯や歯周組織に悪影響を与えるだけではなく、顎関節症と密接な関係を持っています。
顎関節症の症状として、口を開けたり閉じたりする(開閉時)ときに痛みがでる. 開閉時に音が出る。口が開きにくい。
更に分類すると
1 首や肩、頭にコリや痛み、目が疲れる、腰の痛み等の筋肉症状
2 口を開けるとガクガクとずれたり音がしたり、開きにくい関節付近の症状
3 歯ぎしりや普段片方でしか噛まない、ほほ杖をよくつく、テレビを見るとき斜に構えて観る。生活習慣に伴う顔や首、顎の変形症状。
3の歯ぎしりで顔首顎の変形が起きる危険性が出ます。
左右の筋肉のバランスが崩れますので治療も完治するまではかなりの日にちを要します。
習慣癖を止めれば自然治癒も可能です。
主に治療法は
顎の筋肉の体操やレーザー等、理学療法
マウスピースで就寝時に筋肉の緊張緩和や顎の位置補正。
歯の高さを矯正したり差し歯等の交換。
痛みの除去に即効性があるのはマウスピースが有効です。歯を削ったりするのは最後の治療です。まずは普段の生活習慣を思い出してみましょう。何か原因がわかるかもしれません。